あまり植物性のタンパク質が取れていません。
その分を肉や卵などの動物性タンパク質で補うというパターンと
なっています。
肉食というのは、貴重な穀物のタンパク質を捨てるという
不自然な食べ方をしていることが原因となって生まれてきたと
考えることができましょう。
しかし、こうした食べ方は、長い人類の歴史の中で見ると、
無理のある食べ方だと考えられます。
そのため、今の人の身体や心に、様々な無理・ストレスが
かかってきているのです。
長い間にわたり、人間は主に米、小麦、大麦、とうもろこしなどの
穀類からタンパク質をとってきました。
しかし、私たちが伝統的に穀物を食べてきた食べ方と
現代の食べ方との間には少し違いがあって、
今の私たちは穀物からタンパク質をあまりとれていません。
私たちは、ご飯が真っ白いのは当たり前だと思ってしまいますが、
実は、昔の人が食べているご飯は違う色をしていました。
どんな色だったと思いますか。
茶褐色がかっていたのです。

では、人がその長い歴史の中で、いったい主にどんな形でタンパク質を
とっていたでしょうか?
それは、動物ではなく植物からとっていたということが判ります。
これは私たちの歯を観察しても窺い知ることが出来ます。
32本の歯は人類の進化の歴史が反映されてますが、その内
・20本は臼歯 ... 穀物をすり潰すのに最適
・8本は切歯 ... 野菜を噛み砕くのに最適
・4本は犬歯 ... 肉や動物性食品を噛み切るのに最適
となっています。

この比率から考えると、食事の構成は
穀物5、野菜2、動物性食品1という割合となります。
戦後欧米風化された私たち日本人の食生活。
戦前は太った方もいたでしょうが、メタボリックシンドロームなどは
問題にもならなかったでしょう。
メタボリックシンドロームだけじゃなく、広く私たちの心と身体の
健康増進という観点からも欧米風化された食生活には色々問題があります。
その中でも、第一に問題なのはタンパク質のとり方といえましょう。
欧米型の食事では、動物からタンパク質を取ろうとします。
牛、豚、鶏など家畜の肉や鶏卵、牛乳などが食卓の中心と
なっています。
でも、これはあまり自然なタンパク質の取り方ではありません。
こうした食生活は歴史が浅く、人類が近代に入ってからのもので、
ここ100年ほどの間に広まったものです。