海を埋めた平坦な土地に整然と並ぶ家並みは、都市近郊の住宅地といった風情だ。そうした家々の区画が裏の丘陵に遮られる傾斜地に、平坦な住宅地側から見れば4階建て、裏山沿いの細い道を回り込めば3階建てに見える家が建っている。
NPO法人・奄美青少年支援センターが運営する「ゆずり葉の郷(さと)」だ。
性犯罪や子ども同士の暴力による死傷が相次ぎ報道されるなか、「何かあった時のために」と、中高生に携帯電話を持たせる親は少なくない。
しかし、昨年(2,004年)6月末に警察庁が発表した調査結果をみると、その親心も裏目に出る可能性がある。
★警察庁が発表したのは、「青少年の意識・行動と携帯電話に関する調査研究」。
調査対象は、
●6府県(宮城県、千葉県、石川県、大阪府、岡山県、大分県)の
・一般中学生1880人(男子960人、女子920人)
・一般高校生1509人(男子718人、女子791人)
●2002年10〜12月に全国で検挙・補導された
・中学生(男子374人、女子180人)
・高校生(男子305人、女子134人)
の計4382人。
一般少年は2002年9〜12月、非行少年は検挙・補導時期の2002年10〜12月に無記名調査票で調査した。
インターネットやゲームが子供たちに与える悪影響への対策を検討している警察庁の「バーチャル(仮想)社会のもたらす弊害から子どもを守る研究 会」は21日、携帯電話会社に対し、子供には、あらかじめ出会い系サイトなどへの接続を規制した携帯電話を販売することを求める内容の中間報告をまとめ た。
これに対し、携帯電話各社は「我々が一方的に情報を排除するのは表現の自由に抵触する恐れもある」などと規制に消極的な姿勢を示している。
2,005年6月27日までに、全国の児童相談所で非行相談を受け付けた子供の3割が、親などから虐待を受けた経験を持つことが、厚生労働省研究班の調査で分かった。
調査結果によると、親などから虐待を受けた経験があるのは30%。
いくつかの種類の虐待を重複して受けているケースが多く、
・殴る・けるなどの身体的虐待が78%
・ネグレクト(養育放棄)が73%
・心理的虐待50%
・性的虐待32%
養育上の問題が非行につながっている実態が浮かび上がった。